元気を出しなさい。
今日の失敗ではなく、
明日訪れるかもしれない成功について
考えるのです。
〜 ヘレン・ケラー(福祉活動家・教育家・平和活動家・著作家)
ヘレン・ケラーは1880年6月27日にアメリカ・アラバマ州で生まれました。
1歳半の時、高熱による髄膜炎にかかり、視覚と聴覚、そして言葉まで失います。
しつけがままならないため、電話機の発明で有名なグラハム・ベルの紹介で家庭教師のアン・サリバンを派遣してもらいます。
サリバン自身に弱視経験があったため、その経験を生かし「しつけ」「指文字」「言葉」を教えました。その結果、ヘレンは言葉によるコミュニケーションがとれるようになりました。
それ以来、約50年間。教師と生徒、時に友人として共に歩んでゆきます。
1937(昭和12)年と1948(昭和23)年、1955(昭和30)年には来日し、日本各地を訪問しています。
その活動範囲はヨーロッパ、アフリカ、中東に及び、世界中で福祉活動を行いました。
顔をいつも太陽のほうにむけていて。
影なんて見ていることはないわ。
ヘレン・ケラーは重い障害にも負けず、力強く生き、障害を克服しました。その生き方は、障害を持つ方だけではなく、多くに人々に教訓を残しました。
彼女の功績、それは偏見の目で見られ社会から差別を受け苦しんでいた身体障害者、そんな人たちの『人間としての権利』を主張し、守るために戦い続けたこと。それに尽きます。
世の中はつらいことでいっぱいですが、
それに打ち勝つことも満ち溢れています。
ヘレン・ケラーのコトバはどれもが力強く、真理を語っているように思います。
そのコトバはどれだけ多くの人を救ったか計り知れません。
ひとつの幸せのドアが閉じる時、
もうひとつのドアが開く。
しかし、よく私たちは
閉じたドアばかりに目を奪われ、
開いたドアに気付かない。
幼少期に聴覚と視覚を失った中で『言葉』を失いました。しかし、サリバン先生の尽力により『言葉』を取り戻しました。
そしてその『言葉』があって、ヘレンの考えや主張、思いを世界に伝えることができました。
自分でこんな人間だと思ってしまえば、
それだけの人間にしかなれないのです。
新約聖書「ヨハネによる福音書」には『はじめに言葉ありき』とあります。
言葉があって全ては存在する、というほど人間にとって根源的な存在なのです。
目に見えるものは移ろいやすいけれど、
目に見えないものは永遠に変わりません。
ヘレンの視覚はなかったかもしれませんが、見えていました。
ヘレンの聴覚はなかったかもしれませんが、聞こえていました。
言葉によってそのことを知ることができます。
結局、真の知識を得ようと望むものは、
誰でも艱難の山を一人で登らなければならず、
頂上への王道がない以上、
私は曲がりくねりながら
登らねばならぬことに気付いたのです。
ヘレン・ケラーは、誰よりも『言葉』の存在を大切にし、その重要性を最も強く認識していた人ではないでしょうか。
だから、このコトバたちは心に響くのだと思うのです。
いかがでしたか?
『ヘレン・ケラー』7つの「元気」と「勇気」を与えてくれるコトバ
誰もがみんなヘレン・ケラーのように強く生きることはできないかもしれない。だけど、彼女のコトバを知るとちょっと強くなれそうな気がします。
落ち込んだ時や悲しい時というものは、彼女の生き方とコトバたちを感じ、考える時なのかもしれませんね。
最後に、ボクが最も好きなヘレンのコトバを。
人生はどちらかです。
勇気をもって挑むか、棒にふるか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんにとってハッピーな1日が訪れますように ♪
すてきコトバが届きますように。
関連作品
奇跡の人(DVD)
1962年製作と古い作品ですが、ヘレンケラーとサリバン先生との関係がよくわかる作品です。