誰かから生まれた人なら、必ず観ておいたほうがいい映画『かみさまとのやくそく』

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お腹から出てきて(生まれてきて)

なんかね、

お母さんにむかってね

ニタァ〜って笑ったの。

〜 『かみさまとのやくそく』本編より

『かみさまとのやくそく』

〜あなたは親を選んで生まれてきた〜

製作・撮影・編集・監督:荻久保則男

池川 明 (池川クリニック 院長)
飛谷 ユミ子 (飛谷子ども研究所 代表)
かがみ知加子(幼児教室 – ほくと 代表)
大門 正幸(中部大学 教授)
羽生すみれ

2016年版/日本/ドキュメンタリー/114分

★★★★★


内容

生まれる前の記憶『胎内記憶』を語る子どもたちがいる。

各界の専門家が子どもたちに正面から向き合い、その対話を通じて、『私たちが生まれてきた目的』を明らかにしていくドキュメンタリー作品。

みんなにやさしい編集

ドキュメンタリーですが音声はとても聞きやすく仕上がっています。

日本語の字幕が挿入されているので視聴覚に不安のある方でも安心して見ることができます。

生まれる前の記憶

胎内記憶を語る子どもが最近多くなっているとの話を聞いたことがあってこの作品に興味を持ちました。作品は子どもたちへのインタビューを中心に、専門家の見解とお母さんたちの声が綴られています。

子どもたちの答えはさまざまですがある共通点があることをこの作品は指摘しています。

「生まれる前はどこにいたか覚えている?」

  「うん、覚えてるよ。宇宙にいた。」

「じゃあ、宇宙に神様はいた?」

  「いた! えとね、大仏みたいなかんじ。」

これをどう受け止めるかは人それぞれです。ただ、ひとつ言えるのは「疑うより信じる方が自然なのではないか?」ということ。

こんなやり取りもありました。

「お母さんは神様が選んでくれるの?」

 「自分で選んだの。この人がいいって。」

「どうやって、お母さんのところに行ったの?」

 「すべり台みたいなのに乗って!」

生まれる前から私たちは意志を持って母親を自分で選んでこの世にやってくるようです。

子どもたちは絵を描いて説明してくれます。

その絵のもつ共通性にとても驚きました。

お腹の中で見てたんだ

また、胎内から外の世界を見ていたことも語ります。

あるとき、保育園で子どもたちが胎内での記憶について話してたことがあるそうです。

「パパとママがケンカしてたらお腹を蹴るとやめるんだよ。」

「あ、そうそうお腹蹴るとやめるよね〜。」

お腹の中からはうっすらと外の様子が見えているとも言います。

池川医師によると逆子になった胎児にはたくさん話しかけると元に戻ってくれるそうです。

また、胎内だけではなく前世の記憶を持つ子どもの話しも感動しました。(ネタバレになるのでここでは書きませんが)

親も人生も自分で選んだ、そして。

池川医師はこう言います。

人生はテーマパークだ。

子どもたちにたくさんの話を聞いてこう感じたそうです。

肉体を持つということは魂にとっては『非日常』。

この世に来る(生まれる)ことによって肉体という乗り物を得た魂、まだ怪我をする痛みや、抱きしめられる喜びを知りません。

この世ではそういった肉体があるからこそ感じられる『感覚』や『感情』を体験できるんです。それを魂は楽しんでいるというのです。

喜びだけでなく、痛みも悲しみも。

それはジェットコースターに乗って驚いたり、お化け屋敷でびっくりしたり、観覧車に乗って高いなぁ〜って感じたりするのと同じだということなんですよね。

もし、今不幸に思っていてもそれは「この世で肉体を持つから」というだけのことかもしれません。魂はもともと幸せなんですから。

「不幸に思える人生でも魂はそれを楽しんでいる。」

この場合は、痛みを楽しんでるんです。なんか救われる考えだと思うし、ボクは信じることができました。

全ては自分で選んで、自分が決めたこと。そうやって生きているだけでもう、立派じゃないですか。褒めてあげましょう。いろんなこと。

生まれてきた目的

子どもたちは「誰かの役に立つために生まれてきた」と口を揃えて言います。

池川医師によるとそれは短命だったり流産で命を失っても変わりはないということです。全ての命は目的を果たしていると作品の中で実例を挙げて語っています。

神様との約束

子どもたちはまだ肉体を得る前に神様から言われたことがあるそうです。

「戦争はね、しないほうがいいんだよ。」って

神様がそう言って

みんな「はい!」って答えたんだよ。

返事しない人もいたけど。

作品後半では繰り返し「戦争はダメって神様に言われた」と子どもが語ります。

このコトバをどうやって『あの人たち』に伝えればいいのでしょうか?

子どもたちから受け取ったメッセージ。大人が世界中に伝えないとね。申し訳ないよ。

さいごに

作品を見終わったとき、じんわり涙ぐんでしまいました。

「感動!」とかじゃないんです。

「心が震えている」というか「魂が揺さぶられている」という感じです。

この作品の子どもたちのコトバをどのように解釈するかは人それぞれです。

「スピリチュアル」なのは苦手という人いるでしょう。

好みの問題ですから。

ただ、この作品はボクにとって大きなプレゼントでした。


いかがでしたか?

映画『かみさまとのやくそく』は

ママさんたちだけではなく「誰かから生まれた人」全てに見て欲しいなと思わせてくれる作品でした。

この作品との出会いに感謝します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた別の作品でお会いしましょう。

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