「発見者は信頼しうる証拠と判明するまでは公開してはならず、関連する国家の機関に通報する」
〜 地球外知的生命の発見後の活動に関する諸原則についての宣言 より
宇宙には人類以外の知的生命体は存在するのか?
1950年代にソ連のスプートニク1号が人類初の人工衛星の打ち上げに成功して以来、今日まで宇宙開発や研究が進み、今や宇宙は見上げるだけのものではなくなり、旅行先の一つとして宇宙を選択する時代になりました。
火星に人工的な水路の跡が発見されたとか、金星にはもともと生物がいた可能性があるとか、宇宙に関する話題は真偽を問わず、いつも人々をわくわくさせ様々な妄想を掻き立てます。
YOUTUBEではUFOの目撃映像や宇宙人の映像が次々にアップされています。中には宇宙人と交信をしてUFOを呼び寄せたり、自分は宇宙人と結婚したとか子供を産んだとか。
そういえば、日本の総理大臣にも宇宙人を名乗る人がいましたね。
宇宙人からコンタクトがあった時にとるべき5つの行動
さて、宇宙人からコンタクトがあったら、あなたならどうしますか? これだけ宇宙が身近になった今、あり得る話だし心構えしておいた方が良いと思います。
あわてるな!
宇宙人からコンタクトがあった場合の対処法は国際機関が指針を定めています。
国際宇宙航行アカデミー(International Academy of Astronautics、IAA)という宇宙関連の学者らで構成される国際組織が作成し、国際天文学連合が採択した「地球外知的生命の発見後の活動に関する諸原則についての宣言」に定められています。
対応、その前に
勝手に返事はしないでね。
そう、むやみやたらに話しちゃいけないそうです。
宇宙人はあなたを個人ではなく、地球の代表だと思って話しかけているかもしれません。
うっかり変なことを言って、宇宙人を怒らせてしまうと厄介なことになりますから。
地球の運命はあなたの対応次第なのです。
1つ目の行動
まずは国の天文機関に連絡すること。
日本の場合だと国立天文台が代表的な機関です。
もちろん、それ以外のお気入りの天文台でも構いません。
念のため、スマホに国立天文台などの電話番号を登録しておきましょう。
2つ目の行動
黙って待つ。
あなたから衝撃的な情報を得た機関は、そこから世界の関連機関に情報を提供します。
そして、各国の首脳が話し合う機会が設けられるのです。
あなたがかけた1本の電話が世界の首脳たちを動かしているのです。
ツイートしてる場合ではありません。が、ツイートしても構いませんよ。
3つ目の行動
待つ、おとなしく待つ。
その後、関係機関では電波などの信号を調査し検討します。もちろん、あなたの信憑性も審議されることでしょう。やがて、結論が出ます。
「これは宇宙人からのメッセージだ!」
その時、あなたには再びやるべきことがあります。
もし、あなたの情報が「ガセネタ」と判断された場合は…。
私にはわかりません。
「ごめんなさい」とツイートしておきましょう。
4つ目の行動
国連事務総長に報告。
あなたの情報は信憑性が高い。
そう判断された場合に限り、やるべきことがあります。
国連事務総長への生報告です。
また、中央天文台電報局を通じて世界中の観測者への報告も行います。
5つ目の行動
たぶん、マスコミが殺到するのでテレビで存分に語ってください。
あなたが「3つ目の行動」まで進んだ時には世界中が大騒ぎになっていることでしょう。
第一発見者であるあなたには素敵な特典があります。
それは 最初に発表する権利 です。
さ、記者会見に備えてまずは美容院の予約を入れましょう。
そして、世界中に発信してください。
自慢してください。
好きなだけテレビに出てしゃべり倒してください。
再現VTRも自分が出ちゃいましょう。なんだったら映画になるかもしれません。
ただし、一つ気をつけてください。
宇宙人の機嫌を損ねないようにね。