3月3日は『三の日』。
皆さん、ご存知でしたか?
あまりにもストレートど真ん中すぎて、僕は今の今までその存在を知りませんでした。
この真っ直ぐな記念日を制定したのは一般社団法人『日本三大協会』。
なんだかとても気になるこの協会。
『日本三大協会』には残念ながらホームページは存在しないのですが
日本三大協会というのは、「三種の神器」「日本三景」等、日本で古来より三つで括ると安定すると考えられたのはなぜか、等を研究している団体である。
だそうですよ。
なるほど、『三』に対して真正面から向き合ってそうです。
ならば僕もそれに習って『三』を各方面から探ってみることにしました。
ことわざや慣用句界の『三』
- 石の上にも三年
一年じゃ短すぎるし二年じゃまだまだだけど、三年なら「よく頑張ったね」と及第点をあげてもいいかな。的なニュアンスがありませんか?
ここでの三は『ここを超えたらOK!、な三』。
三という数字は一つのボーダーラインのようです。
- 仏の顔も三度まで
一度や二度ならまだしもなぁ!こぅらぁ〜!!
と、ここでの三は『限度を超えた三』のようです。
- 早起きは三文の徳
いつもより早起きして家を出たから、ほら、中央線が止まる直前の電車に乗れたよ。
大それた事ではないけど『ちょっぴりラッキーな三』
- 三日坊主
今度こそダイエットのためにジョギングを始めたけど見事に三日目で挫折。
よくある話ですね。僕も常習者ですし。
ここでの三は『すっくなっ!な三』
- 三度目の正直
もう、同じ失敗は繰り返さない、今度こそ!
3度もよくチャレンジしたな。『合格!な三』
同じ『三』でも随分と印象が違いますね。
やりすぎた感じの『三』。
程よくいい感じの『三』。
足りてない感じの『三』。
これらの三を他の数字に置き換えてみるとなんか説得力がなくなったり、やる気がなくなったりしませんか?
『石の上にも四年』じゃ先が見えなさすぎてテンションガタ落ちです。
なんだか『三』はナイスなバランスを持った数字と言えそうです。
スポーツ界の『三』
野球は3球で三振。スリーアウト。強打者で好打者の証『三冠王』。3割30本30盗塁の『トリプルスリー』。
まさに三の宝庫です。背番号3には名選手が多いですしね。
サッカーの『ハットトリック』
バレーボールの『レシーブ・トス・スパイク』
相撲の世界にも『三役』『三賞』
メダル数は『金・銀・銅』
歴史上の『三』
毛利元就が3人の息子たちに結束の大切さを説いた『三矢の教え』
三千年の歴史を誇る中国でも特に有名な『三国志』『三国時代』
江戸時代に名を馳せた『徳川御三家』
享保・寛政・天保といえば『江戸三大改革』
政治の『三』
奈良時代の律令制度は『三世一身の法』
結果権力の行政・立法・司法権の独立は『三権分立』
持たない・作らせない・持ち込まないは『非核三原則』
大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略はアベノミクス『3本の矢』
暮らしの中の『三』
結婚式の『三々九度』
カメラを乗せるのは『三脚』
タンパク質・脂質・炭水化物は『三大栄養素』
ビールでもない発泡酒でもない『第3のビール』
先生・生徒・保護者で『三者面談』
僕と彼女と・・・は『三角関係』
争いごとは『三つ巴』
お腹が空いたら『三時のおやつ』
ジャンケンすれば『グー・チョキ・パー』
カップラーメンはだいたいが『3分』
キューピー三分間クッキングもだいたい『3分』
いくらでも見つかる『世界三大◯◯』『日本三大◯◯』
もう、キリがないですね。
そもそも地球は太陽系の中で3番目。つまり『第三惑星』。
私たち地球人は3には縁が深いようです。
最後に一世と二世は知らないけど、誰も知っているであろう『ルパン三世』のすてきコトバをご紹介します。
怖いのは、死ぬことじゃなくて、退屈なこと
― ルパン三世 ―
いかがでしたか?
3月3日は『三の日』
せっかくですから、記念すべき「3時33分33秒」を目撃してみるのはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日という日が皆さんにとってハッピーな1日でありますように。
すてきコトバが届きますように。