こども × まくら = なげる
日本では昔からこのような公式が成り立つほどで、枕を見れば投げたくなる衝動に駆られるものです。皆さんも子供の頃、枕投げをして親や先生に怒られた記憶がありませんか?
ボクも小学校5年生の林間学校での夜、みんなで枕投げをしてテンションが上りすぎたのか、いつのまにかチョコレートやカールが飛び交うという壮絶な枕投げを経験しています。その後、廊下に正座させられたのは言うまでもありません。
日本では伊東市で毎年2月に公式な枕投げ大会が開催されているのですが、実は世界中でこのようなイベントが行われています。
毎年4月の第一土曜日は国際ピローファイトデイ(International Pillow Fight Day)として世界各地で大規模な枕投げ大会やフラッシュ・モブが行われています。
2018年の今年は4月7日、ロンドン、ニューヨーク、ロッテルダム、シアトルなどで大規模なイベントが開催予定です。
そこで今回は
国際ピローファイトデー(国際枕投げの日)
をご紹介します。
ピローファイトとは?
日本では修学旅行などのお泊り行事における「祭り」的な遊びですが、海外でも古くから「枕たたき」として定着していたものが2000年代に入って、インターネットによる呼びかけをきっかけに各地で大会が行われるようになりました。最近ではフラッシュ・モブとしてイベント化されています。
いずれにしてもみんなが童心に戻って枕を投げ合い叩きあう。そして羽毛が舞い上がるという派手ながらシンプルなお祭りとして愛されています。
By Donato Accogli – originally posted to Flickr as Pillow Fight 2008, CC 表示 2.0, Link
日本ではなぜまくらを投げる?
海外では枕で「叩く」のがピローファイトですが、日本では「枕投げ」と呼ばれています。一体なぜ日本では「投げて」海外では「叩く」のでしょうか?
この違いを研究している方は今のところいらっしゃらないようですが、日本で枕の素材といえば今でこそ「羽毛」ですが、昔の枕は「そばがら」や「あずき」が主流。こういった枕にはけっこうな重みがあり、中身もしっかり密度があります。こんなもので叩いたら相当な衝撃ですよね。祭りどころか流血の戦いになってしまい修学旅行どころではなくなってしまいますよね。したがって投げるようになったと考えられます。
いっぽう、ヨーロッパ諸国では枕といえば羽毛。ふんわりとかるいので、叩きあってもけがをすることはないでしょう。仮に顔面にヒットしたとしても笑ってすませる程度の衝撃ですから、そもそも投げるといった感覚はなかったと考えられます。
こうした理由から、「投げ」の日本、「しばき」の海外という構図ができあがったのではないでしょうか。
ピローファイトのルール
お祭りとはいえファイトするわけですし、見知らぬ人を叩くわけですからルールというものがいくつか存在するようです。
ただ統一ルールではなくローカルルールも存在することが予想されるので一般的なものをご紹介します。
- 軽く叩いてください。
- 柔らかい枕を使ってください。
- カメラを持っている人はたたかないで!
- メガネは外しましょう!
- 羽毛をお掃除するためのバッグを持参してください。
などが挙げられます。
ひとつ、付け加えてほしいルールがあります。
- パジャマで参加してください。
どうでしょう、盛り上がりそうな気がしませんか?
ある海外サイトではこんな注意もあります。
枕を使わずに人でスイングしないでください。
~ awarenessdays UK より
いったい過去に何が起きたのでしょうか??
いずれにせよ、参加される方はルールを守って楽しい時間を過ごしてください。
まぁ、ジョークだと思うのですが、ね。
いかがでしたか?
4月最初の土曜日は『国際ピローファイトデー』
世界中で様々なイベントがあって楽しそうですね。
もしも、イベントに参加するのなら
思いっきり暴れて、ちゃんとお掃除しましょうね。
立つ鳥あとを濁さず
といいますからね。
羽毛だけに。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんにとってハッピーな1日が訪れますように ♪
すてきコトバが届きますように。