ミモザの花の季節を いつしか時が追い越しても ふたり巡り会えたら ただ真直ぐに運命を迎えに行くだけ
〜 ゴスペラーズ「ミモザ」より
3月8日 イタリアでは女性がワクワクするような1日があります。
それが
『ミモザの日』
とてもステキな日なのですが、日本ではあまり一般的ではありません。
こんな習慣が日本にも根付くといいな〜と思ったのでご紹介したいと思います。
由来
1904年3月8日、アメリカ・ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こしました。
このデモがきっかけとなり、1910年にデンマーク・コペンハーゲンで行われた国際社会主義者会議において、ドイツのクララ・ツェトキンが3月8日を「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念日とするように提唱します。この出来事がきっかけで1975年、国連によって『国際女性デー(International Women’s Day)』が定められました。
フェスタ・デッラ・ドンナ
1975年の制定以来、世界的に広がりを見せた国際女性デー。イタリアでは「フェスタ・デッラ・ドンナ(Festa della donna)」=『女性の日』と呼ばれ、男性が全ての女性に感謝の気持ちをあらわす意味でミモザの花を贈ります。その日、女性は家事から解放され外で食事を楽しんだりおでかけをして楽しむそうです。
ミモザの黄色くて可愛らしい花で溢れる街角。それだけで楽しい気分になりそうです。
ミモザとは?
マメ科・アカシア属の植物で3月から4月に開花を迎え、黄色のポンポンのような花を咲かせます。乾燥に強く痩せた土地でも育つため広く分布し世界中で愛される花の一つです。ヨーロッパでは春の花として親しまれています。日本の桜のような存在なのでしょう。
このミモザ、もともとはオジギソウのことを指していました。
ところがイギリスではアカシアの花をミモザと呼んでいたため、その呼び名が広がったと言われています。
ミモザの語源はギリシャ語の「ミモス」。
人真似という意味です。
オジギソウの葉は刺激を与えると葉が動くことからこの呼び名がつきました。
ちなみにミモザの葉は触っても動きません。
おいしそうなミモザ
見て可愛い贈られて嬉しいミモザですが、その綺麗な色と特徴的な花の形状から食べ物にもその名が使われています。
ミモザサラダ
「花は知らなくてもサラダなら知ってる」という方も多のではないでしょうか。
かた茹でした卵の黄身を散らしたものをミモザサラダと言います。鮮やかな黄色が春にぴったりです。
ミモザカクテル
ミモザは食べるだけじゃありません。シャンパンをベースにオレンジジュースでシェイクしたカクテルはまさにミモザ色。
ミモザケーキ
ミモザの日には特別なケーキがあります。3月8日限定のミモザケーキもたくさん作られるようで、イタリアは黄色い花とケーキにあふれます。
いかがでしたか?
3月8日は『ミモザの日』
小さなお嬢ちゃんからおばあちゃんまで、みんなが平等に楽しめそうな1日ですね。
日本ではホワイトデーが近いですが、ミモザの日のほうが女性が喜んでくれそうな気がしませんか?
義理チョコのお返しをするより、「女性たちに喜んでもらおう」と、そんな日があってもいいのではないでしょうか?
黄色い可愛い花が日本中にあふれかえる、それだけでみんなが幸せな気分になりそうです。
さりげなく、ミモザの小さなリースなんかプレゼントするといいかも♪
押し花入りの手紙を添えて感謝の気持ちを伝えましょう。
ホワイトデーよりもミモザの日。
女性たちが黄色い花を持って笑顔でお出かけする。
想像するだけでワクワクします!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日という日が皆さんにとってハッピーな1日でありますように。
すてきコトバが届きますように!